冨岡

2024.07.05

スモールベースボール実践

昨日の広島カープ対阪神タイガースは今後を占う意味でも重要な一戦だったと思います。

負ければ阪神タイガースに3タテを喫して4連敗。

2位とのゲーム差が1に縮まると言う試合でした。

さらに阪神タイガースのピッチャーは昨年のMVPの村上頌樹投手。

素晴らしい投手なので正直今の打線では厳しいかと思いました。

しかし初回に1番秋山翔吾選手が初球をヒット。

さらに2番矢野雅哉選手の初球に盗塁(ヒットエンドラン)を仕掛け成功。

キャッチャーの走塁ミスを誘い、ランナーは3塁に行き、矢野選手のヒットで1点といい流れで先制点を取りました。

しかし後続が凡退して初回は1点止まり。

嫌な感じがしましたが、その予感は的中。2回に先発のアドゥワ誠投手が3点を取られて1-3とされました。

この段階で今の打線の状態、相手投手から考えて、正直終わったと思いました。

しかし4回に坂倉将吾選手がヒット。続く野間峻祥選手の初球にまたヒットエンドラン。

続く石原貴規選手が送りバントを成功させて、菊池涼介選手の打席で投手のワイルドピッチで1点を返して、5回にももう1点返し同点としました。

投手は中継ぎ陣が5回6回は矢崎拓也投手、7回は塹江敦哉投手と森浦大輔投手、8回は島内颯太郎投手が無失点に抑えました。

クライマックスは8回裏に訪れました。

小園海斗選手がヒットで出ると代走に羽月隆太郎選手を起用しました。

正直小園選手も足は遅い方では無いし延長戦も考えた時に変えない方がと私は思いましたが、首脳陣は勝負をかけたのだと思います。

続く坂倉将吾選手は凡退しますが野間峻祥選手の初球に羽月選手が盗塁を決めます。

野間選手は歩かされ、1アウト1塁2塁。

ピッチャーが代わり石原貴規選手の初球に羽月選手が三盗を決めます。

石原選手も塁を埋める感じで歩かされて1アウト満塁。

外野フライでもいい場面で菊池涼介が三振に倒れてツーアウト満塁に。

8番の堂林翔太選手が打席に。

3打席ノーヒットだったので正直点が入らないことを覚悟した初球に投手が投げた球がワンバウンドして少し逸れた隙を見逃さず羽月選手がホームに帰ってきて勝ち越しを決めました。

気落ちした相手投手から堂林翔太選手、二俣翔一選手がタイムリーを打ち、ここで勝負あり。

7-5で勝利をして連敗を止めました。

ホームランは無くても盗塁4回成功。ヒットエンドラン5回と小技も絡めて、相手投手の暴投も誘い7点を取りました。

まさにスモールベースボールを実践した形でした。

この勝ちはとても大きな1勝だと思います。

これだけ盗塁すると相手チームも配球が変わってくると思うので狙い球も絞りやすくなってきます。

とてもいい傾向だと思います。

また3タテを喫しなかったのは大きいです。

3連戦1勝2敗だと負け越しは1で済みます。(3タテされると負け越し3)

貯金も7で踏みとどまりました。

大きな連敗をしないことが上位戦線に踏みとどまるカギだと思います。

今日から苦手のバンテリンドームの中日ドラゴンズ戦になります。

さらに先発投手は高橋宏斗投手。

防御率0.74。対戦成績0勝1敗防御率0.00です。

本日も1点を争う厳しい戦いになりそうですが頑張って欲しいです。