冨岡

2021.12.21

2世帯住宅の間取り

2世帯住宅とは、親の世帯とその子供の世帯が一つ屋根の下で暮らすために考慮された住宅の事です。

2世帯住宅の計画で重要なのは間取りです。

それぞれの家族が生活をどこまで共有するかで間取りが大きく変わってきます。間取りのタイプは大きく分けて3種類あります。

1つ目は完全同居(共有)型2世帯住宅です。

玄関、ダイニング、リビングと水回り(キッチン、洗面、トイレ、浴室)を共有する間取りで一戸建てに大家族が生活するイメージです。

 

2つ目は部分共有型2世帯住宅です。

玄関や水回りの一部を共有する間取りになります。

何をどこまで共有するかによって距離感が変わってくるため、それぞれの家族の思いなどをよく確認して計画することが重要になってきます。

 

3つ目は完全分離型2世帯住宅です。

玄関やLDK、水回りや個室などはそれぞれ独立した形の2世帯住宅です。

マンションの隣や上の階と言う感じの間取りになります。

普段の生活はお互いを干渉せず、楽しい時間を共有したり、困ったときに助け合ったりと言うメリハリのある2世帯住宅になります。

 

近年の統計では完全同居型約50%。部分共有型40%。完全分離型10%と言う割合で2世帯住宅は計画されているようです。

ちなみに私は完全分離型2世帯で生活をしています。

次回は2世帯住宅のメリットや注意点などをお話しさせて頂きます。

              冨岡  邦浩