冨岡

2022.11.03

2世帯住宅の計画 遮熱編

2世帯住宅とは、親の世帯とその子供の世帯が一つ屋根の下で暮らすために考慮された住宅の事です。

私が住む家の遮熱についてお話しさせて頂きます。
前回建物の断熱材の話をしましたが夏の日射熱、冬の冷たい冷気がたくさん入ってくるのは『窓』です。
窓が大きいとさらにその影響は大きいです。
大きな窓の性能を上げようとすると3枚のトリプルガラスなどにすると効果的ですが価格が大きく上がります。
ローンを組んで毎月支払っていくので窓の性能を良くしてローンの支払が増えても毎月の光熱費が安くなればいいと言う考えもあります。

実際生活していて遮熱Low-eのペアガラスにしていても夏は暑く、冬になると寒いです。(普通のペアガラスよりは全然いいですが。)
冬の寒さは断熱材とサッシの性能で一般的な家よりはエアコンを使用する頻度は少ない方ですが夏の暑さは半端ないです。
気密性、断熱性能が高い分、家の中が魔法瓶のような状態になり、窓を閉めて外出すると建物の中に熱がこもります。
エアコンをつけたらすぐに涼しくなるのですが、窓から入る熱を出来るだけ遮熱するために私は日除けのスクリーンを設置しました。
『TOSO』の『マイテックアウター』を大きな窓に設置しました。

夏の日の朝、外出する前にこのマイテックアウターを下して、帰宅したら家の温度が体感でわかるぐらい違います。
メーカーのデータだと複層ガラスだと日射熱を36%カットするようですがこのマイテックアウターを設置すると日射熱を82%カットするようです。
これをつけることで光熱費の節約につながっています。
付ける位置にもよりますが後付けも可能です。
ホームセンターなどですだれなどをつける方が価格は安く済みますが見た目も良くて機能的なのでこちらの日よけはとてもいいと思います。
        冨岡  邦浩